【2024年6月3日、台北】COMPUTEX 2024(台北国際コンピュータ見本市)は明日(6/4)から台北南港第1、第2展示ホールで開催されます。世界中から1500社のテクノロジー産業の精鋭たちが集まり出展される4500にのぼるブースを目当てに、国内外から50,000人のバイヤーが来場予定で、かつてない規模のイベントとなります。主催者の中華民国対外貿易発展協会(外貿協会;以下「TAITRA」)と台北市コンピュータ協会(TCA)は本日グローバル記者会見を開催し、世界中のメディアにCOMPUTEXが牽引するテクノロジーの今後の動向について語りました。
この記者会見でTAITRAの黄志芳会長は、「AI時代には、コンピューティング能力が最も重要な鍵となります。台湾は充実したAIエコシステムと豊富な人材リソースを持ち、理想的なパートナーを求める世界中の顧客の注目を集めています。COMPUTEXは、コンピューティングのイノベーションと新たな可能性を皆様にお示しします。」と述べました。
また、TCAの彭双浪理事長は「COMPUTEXは、台湾メーカーが世界に向けて最高の技術力と多様な応用性を示す舞台です。 AI時代の到来に伴い、高性能コンピューティングデバイスとさまざまなAIソリューションのニーズが高まる中、国際サプライチェーンにおいて台湾が果たす役割は不可欠です。」と述べました。
テクノロジーの未来を照らし出す COMPUTEX 2024
基調講演(COMPUTEX Keynote)は「AIとつながり 未来を共創(Connecting AI)」をメインテーマに、AIコンピューティング、先進コネクティビティ、フューチャーモビリティ、イマーシブ・リアリティ、持続可能なグリーンエネルギー、イノベーションなどを網羅したトピックを取り上げます。今年はまずAMD会長のリサ・スー博士による講演で華々しく幕を開け、今後は続いてQualcommの総裁兼CEOのCristiano Amon氏、Intel CEOのPat Gelsinger氏、MediaTek副会長兼CEOの蔡力行氏、Supermicro創設者兼総裁兼CEOの梁見後氏、恩智浦半導体(NXP Semiconductors)の副社長兼最高技術責任者のLars Reger氏、Delta研究院院長の闕志克氏らが登壇し、AI分野の動向についての見識を披露していきます。
また、開催が予定されているCOMPUTEX フォーラムでは、「Let’s Talk Generative AI(生成AIの新たな局面)」と題して、NVIDIA、Google、Synopsys、AWSといったテクノロジーの巨人がAI 応用技術について深堀をし、また、Micron、Arm、Seagate、Ampere、PHISONなどの大手企業は、ハードウェアのイノベーションによるAI技術で産業全体の発展促進に関する知見を共有します。
イノベーションとテクノロジーの未来をリードする:InnoVEX 2024
2024年イノベーション&スタートアップゾーンInnoVEXには、30カ国以上からスタートアップ企業400社が集結し、AIやグリーンテクノロジー、スマートモビリティ、半導体の応用を主軸としたイノベーション製品やソリューションが展示されます。そのほか、ベルギー館、ブラジル館、フランス館、オーストラリア館、日本館、インドネシア館、インド館など7カ国のナショナルパビリオンも登場します。
イノベーションアクセラレーターGarage+は、世界47カ国、応募総数294件の中から、AI&データ、デジタルソリューション、エネルギー&ヘルスケア、IoT&製造などの各分野からテクノロジー系スタートアップ企業36社を選出し出展します。また、経済部中小企業署のテーマパビリオンでは、「環境に優しいテクノロジー、持続可能な発展をリードするイノベーション」をテーマに、国内外から優れたスタートアップチームを招き、グリーン経済の発展のため持続可能性のトレンドを取り入れた先進的なテクノロジーとイノベーションソリューションを紹介します。
「サステナブルデザイン賞」を新たに設置し、グリーンな見本市のパイオニアとなる
ESGは世界の産業界にとって喫緊の課題となっています。そこでCOMPUTEXは環境に優しい見本市の実現と、サステナブルな理念を推進するため、昨年好評を博した「グリーンブースパネル」と「Earth Mission アプリ」を今年も引き続き実施するとともに、「サステナブルデザイン賞(Sustainable Design Award)」を新設して、出展企業に3R(Reduce、Reuse、Recycle)の実践を呼びかけます。低炭素、低汚染、低消費エネルギーでサステナブルな未来に向けて産業を繋ぐ、グリーンなコンセプトに基づいた活動を推進します。
COMPUTEX 2024は、台湾産業の実力を紹介するとともに、グローバルな大手メーカー、テクノロジー企業、スタートアップチーム、そして専門のバイヤーを繋ぐ、情報通信産業における重要な交流のプラットフォームです。分野を問わず皆様のご来場をお待ちしています。
ぜひ以下のサイトからご登録ください。
https://www.computexonline.com.tw/
詳細な情報は以下のサイトをご参照ください。
COMPUTEX公式サイト:www.computextaipei.com.tw
InnoVEX公式サイト:www.innovex.com.tw
COMPUTEXについて
COMPUTEXは1981年に設立され、40年以上に渡り世界のICT産業と共に成長し、産業の発展と変革の歴史的瞬間に立ち会ってきました。毎年4万人を超える国際バイヤーがCOMPUTEXのため台湾を訪れることから、国際的なベンチマークメーカーによる次世代製品を発表するプラットフォームとして選ばれています。
充実したグローバルな情報通信産業チェーンを持つ台湾を拠点とする中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)と台北市電脳商業同業公会(TCA)が共催するCOMPUTEXは世界的テクノロジー・エコシステムの構築と、革新的なサービスの分野横断的な統合を促進する原動力として、グローバルな技術リソースが融合する舞台となることを目指します。
中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)について
中華民国対外貿易発展協会(以下、TAITRA)は台湾で最大の貿易推進組織で、経済部が民間商業団体と共同で設立した台湾産業界の対外貿易の拡大支援を目的とした公益財団法人です。国内外に1,300人以上の経済貿易専門スタッフを擁し、台北本部の他、桃園、新竹、台中、台南、高雄など5ヶ所の国内拠点のほか、世界各地に60ヶ所以上の海外拠点、ならびに国際貿易推進の協力協定を結んだ300以上の姉妹団体があり、充実した貿易サービスネットワークを形成しています。リアルタイムで国境を超えたサービスの提供を実現し、台湾経済の着実な発展と企業の貿易拡大のためのベストパートナーです。
また、2020年に創立50周年を迎えたTAITRAは、分野を超えた統合のイノベーションを強化するため、自らを国際連結スマート統合センター(smart integrator)と再定義し、法人、大学、観光、展示会、都市、公共団体、海外といった台湾企業を統合。台湾企業の国際市場の開発のため、国際協力、DX、国際ネットワークとの連結を促進したデジタル化サービスを提供することで、台湾の「デジタル経済・貿易のリーダー」及び「イノベーションモデルの推進者」になることを目指しています。
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